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スズランの花を3Dプリンターで作ってみました。

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スズランの花を3Dプリンターで作ってみました。

スズランの開花時期は4月~6月で、見頃は5月ごろと言われます。今回はそんなスズランの花を作ってみました。

STLモデルデータを作成

まずは無料CADのFreeCADを使用して、スズランの花のモデルを作成します。

FreeCADは下記の記事にて紹介しています。

 

今回はスズランの花びらと花茎の部分をモデリングしました。

スズランの花びらの先は6枚にわかれています。

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造形用Gcodeデータを作成

スライサーソフトでSTLデータをスライスします。 プリンターで積層する際は、モデルの高さが低くなる方向に積層した方が効率よく積層できることが多いです。今回は下の写真のようにモデルを寝かせています。

また、花茎の部分は宙に浮いた部分になりますので、サポート(支え)が必要になります。今回はスライサーソフトが自動的にサポートを設けてくれました(写真水色部)。

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また、花びらの部分も中空になっていますので、サポートを設けた方が良いかもしれませんが、ソフト側では設けられなかったので、ひとまずこのままで積層してみることに。

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このほかの注意点はこちらの記事にも書いていますのでご覧ください。


作製した造形体

今回は最長2cmくらいのサイズでスズランを作ってみました。花茎の部分はサポート材が積層されていましたので、軽く削り取る必要がありました。

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花びらの部分も比較的きれいに印刷できていましたが、サポートが無いせいか、若干楕円状に歪んでいるような気がします。また、6分割されていた花びらの先は少しだけ凹凸があったので研磨して整えました。

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もっとたくさん作ってあげれば、スズランらしくなりそうです。

次回も何か季節のものを造形してみたいと思っています。お楽しみに!