30代から始める日々の備忘録

30代エンジニアが送る、モノづくりの面白さとTips講座

ネコのモチーフを作ってみました。

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ネコのモチーフを作ってみました。

今回は3Dプリンターでネコ顔のモチーフを作ってみました。

STLモデルデータを作成

まずは無料CADのFreeCADを使用して、ネコの顔のモデルを作成します。

基礎からのFreeCAD増補改訂版 オープンソースの3次元CAD (I/O BOOKS) [ 坪田遼 ]

 

 

今回はトラ柄ネコをイメージし、目の周りに縦じまを入れています。また、ヒゲは目立つように立体的に仕上げました。作成したデータはSTL形式で保存します。
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造形用Gcodeデータを作成

私が使っている3DプリンターCreality CR-100では専用のスライサーソフトCreality SlicerでSTLデータをスライスします。今回は別に作っていたネコの顔モデルを一緒に造形してみます。

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なお、材料であるPLA樹脂を溶かして、造形プレート上に塗布・積層していきますが、最初の段階でプレートと樹脂がうまく密着していないと、造形中にモデルがプレートから外れずれてしまいます。

造形モデルとプレートの密着を確保するには、モデルの周囲にRaftやBrimを設けましょう。今回はRaftを設けました(写真水色部分)。

 

作製した造形体

今回は4cm角くらいのサイズでネコの顔を作ってみましたが、特にズレもなく造形できました。

猫のヒゲ部分は先端が細すぎたのか(数百μm)、途中で材料が出力されず、短めになってしまいました。もう少し太めの設計にしていれば、途中で切れなかったかもしれません…。

あとは、CADスキルというよりデザインセンスも大切ですね笑。自分でデザインしたネコを作れたので、ひとまず良しとします。

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次回も好きなものを造形してみたい思っています。お楽しみに!